いろいろな体験をしましたが、やっとお茶の段階にたどり着きました。
長田茶店さんに自然乾燥させたサンプルを持ち込み、手焙りでいくつかの試作品を作って頂きました。焙煎の度合いで味が違うのだそうです。
みんなで試飲しましたが、癖もなく口当たりも良く「これならお茶として普通に飲める」というのが第一印象でした。
焙煎の度合いによって味が全然違います。 そこで香りと口当たりがみんなに最も人気のあった度合いのものに決めました。
いよいよ本格的にお茶にする作業です。試作品は自然乾燥で間に合いましたが、全部をお茶にするには乾燥場に持ち込まなければなりません。
この作業には淀江町農協が協力して下さいました。そして来年の種を採る為のなたまめだけを畑に残し、全ての乾燥、製茶工場への搬入も終えました。
あとはティーバッグとして出来上がるのを待つだけです。
間もなく完全無農薬で100%安心して飲める「なたまめ茶」が出来上がります。
今年は初めての取り組みだったので効率が悪く、生産量はわずかなものでしたが、この純日本産で完全無農薬の「なたまめ茶」をご希望の方にお分けしようと思います。
1日1パック(3g)として、1ヵ月分30パックを1袋としました。お分けするにあたって、価格はどうしようかという事になりました。
今回は試作ですので、社員みんなに聞いてみたところ、消費税込2,500円なら試しに買って飲んでみてもいいという答えでした。
そして、こういうものは3ヶ月位飲まなければ効果が分からないので、3袋1セットで7,500円に決定いたしました。
さて、モノができたら今度は名前を付けなければ!
えっ、自由に考えちゃっていいんですか?
さすが社長!型にはまらない、そういうの、とてもいいと思います!
じゃあ、「めっちゃ★なたまめっ茶」なんて、いかがでしょう?はい、ボツですねえー。自由なのとおふざけとは全くの別物です。
とは言っても、「なたまめ」のお茶だから当然「なたまめ茶」でしょう。
あとは産地なんかも入れなくっちゃ・・・。
初年度の生産地は「米子市河岡」でしたので、
「米子のなたまめ茶」?ちょっと風情が足りないかなぁ。
じゃあ、昔の地名の「伯耆(ほうき)」をつけて、
「伯耆のなたまめ茶」。
当時のパッケージはこんな感じ。
「大山の」となっていますが、「伯耆」時代のものは写真が見つかりませんでした。
うーん、なんだか、地味というか、楽しげな感じがしない・・・。
じゃあじゃあ、ボツになった、捨て難いアレ。
「なたまめっ茶」?
そう、それそれ、「なたまめっ茶」!
というわけで、私たちのなたまめ茶の名前は、「伯耆のなたまめっ茶」に決まったのでした。
そして、豆の形のかわいらしいキャラクターも、社員が作りました。
当時は名前が決まっておらず、しばらく経ったのち、若干の紆余曲折の末、いつの間にか「なったん」に落ち着きました。
なったんは、さる年生まれの、女の子です。